研究の背景および目的
トルコギキョウの主要アントシアニジン色素:ペラルゴニジン(Pg) 、シアニジン(Cy) 、 デルフィニジン(Dp)の遺伝に加え、これまで解明されていなかった黄色花、白色花、二重、 覆輪、かすりの形質に着目し、表現形質に対応する遺伝子型との関係を明らかにしました。
期待される効果・応用分野
当研究室では、2003年にトルコギキョウの[花色遺伝型交配法」を開発、新系統を作り出す品種 改良の技術が実用化されています。今回の発明により、さらにトルコギキョウの新しいF1品種を作 出することが可能となり、これまでにはない珍しいトルコギキョウを市場に提供できるようになりま す。加えて、作出されたトルコギキョウ新品種の維持・管理、生産方法についても研究を進めていま す。上記、遺伝子型を設計図として用いることで、品種の改良年限を大幅に短縮することができます。
■共同研究・特許などアピールポイント
●【特許出願】特願2014-204695 トルコギキョウの新品種作出方法 【発明者】橋本文雄、清水圭一、髙取由佳
●中間色や花の形など、次の年に咲く花の色や形が事前に分かる方法です。